終活と税金—シンプルライフへの税の活用 the Final Stage

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息抜きしましょう    大学入試で思うこと 3  (番外:よもやま話)         

<前号から続く>

 

キ:軍人はココという時に大きなリスクのもとで戦勝を勝ち取らなければなりません。木村少将は一例で、この人に関しては何冊かの本が出ています。

 この人の上司でキスカの作戦を指導した司令官の樋口季一郎というかたも官僚的ではない人でした。

 

兄:どんなところが?

キ:上からの指示に従わず、自分の正しいと思うことを貫いた。2点が有名です。

 一つは、ハルピン特務機関長のときに、満州国外務省がうろたえる中、ナチスの迫害からシベリヤ経由で逃れてきたユダヤ人の難民集団をオトポールというところで保護したこと。あとでヒトラーから抗議された。

 二つ目は、昭和20年8月18日、終戦にもかかわらずソ連軍が千島列島の北端にある占守島に攻撃してきたとき、北方方面軍(札幌)司令官だったが大本営の方針に抗って「自衛のための戦闘」を命じた。ソ連軍はそこで釘ずけにされ大敗した。この英断がなければ多分北海道はソ連に取られ、満州のような略奪、暴行、強制連行が起きたかもしれない。

 

兄:全く知らない話です。

キ:歴史から学ばないと、、樋口という人物について付け加えると、なぜユダヤ人を保護したのか、それは戦前のヨーロッパでは東洋人への人種差別がきつく、日本からの留学生は下宿先も確保できない状態の中で下宿させてくれたのはユダヤ人家庭だけであったらしい。欧州駐在武官としての経験から、このようなユダヤ人への恩義も影響していると思われるのです。

 それと終戦後のことらしいが、息子さんには国立大学より私立大学を勧めたとか。意外な感じですが、上からの指示に従わなかった点を考えると、官僚組織の縛りがない自由さを勧めたようにも取れるのです。

 

兄:なるほど。

キ:入学試験の話やったね。本題に戻るけれど、問題は入学の時より卒業までにどれだけ勉強したか、の点で、成績という形式の部分を追いかけすぎると、自分のアタマで考えることがなくなるように思う。

 

兄:米国の大学は入るより出るほうが大変と聞きましたよ。在学中に独創性が出せるための基礎、基本を猛烈に勉強する。地力をつけないと卒業できないシステムのようですね。

 

キ:日本は出るほうは出やすいから真逆やね。これは卒業という形式を重視するわが国と、形式に内容が伴うことを求められるのとの違いかね。日本は実力より形式、世の中もタテ社会で形式重視やね。

 

兄:大学の入学試験とは別に資格試験は日本とアメリカは違うのですか。

キ:自分が受けた試験しかわからないけれど、日本の税理士試験は落とすための試験でしょう。我々が受けたころの牧歌的な時代と違って最近は受験生が良く勉強するから差をつけるためには高度な問題が出る傾向です。2〜3年前の試験問題見てたら実務で私が税理士になって何十年の間に一回もその事例に当たらなかった稀なケースを問う問題が数問出されてた。差をつけるためには仕方がないのかしれないけれど、受けるほうは、基本的な思考を練る問題ではないことまで勉強しなければならないから大変だと思う。

 

兄:いま話題の国立大学の入学試験と似ていますね。

キ:そうかも。他方、米国の公認会計士試験は競争試験ではなく基礎、基本が理解できているかをテストするもので各科目75点取れたら合格させてくれる。合格率も25%くらいで合格には一定の努力は必要だけれど、何回か受験するうちに、自分がどの単元のどの部分が分かっていないかが見えてくるので、集中するポイントもハッキリしてきて、そこができるようになれば確実に合格が見えてくる。

 

兄:出題は誰がするのですか。

キ:税理士試験は大学の先生と実務家と国税庁などの課長クラスの人達ですが、米国は全問を実務家が出します。学者の先生は一切関わりません。実務家が平素の実務をもとに問題を考えて試験委員会に問題として応募し、委員会がこれらを選考して全米統一試験の問題になると聞いたことがあります。実際受けてみてすばらしい問題が多かった。基本的なことをどれだけ深く理解しているかを多角的に聞いてくる。しかも合格後、資格登録の際に「これからがスタートですよ、あなたは入り口に立っただけなので、今後一層の勉強を祈る、Good luck」と念を押される。試験場でも開始の時「Start! Good luck!」で始まった。自分で道を切り開けということでしょう。

 

兄:実務の現場に密着した問題なのですね。

 アッこれはイカン、長居し過ぎました。すみません兄貴。

キ:いいよ、久しぶりで楽しかった。また来てや。風邪ひかんように。

 

 

 

 

 

 

- | 12:00 | pookmark

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