終活と税金—シンプルライフへの税の活用 the Final Stage

<< December 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
Profile
税務会計 フォアユー パートナーズは、仕事の質で貢献する税の専門家集団です。日本経済がどうであろうと、関与先各社は利益を生み続ける、そんな集団でありたいと日々関与先サービスに努めております。

サービス案内等、詳しくは当所のHPをご覧ください。
Previous
『会計力』が事業を育てる ─会計土木®の現場から─
経営の要点を数字の観点から読み解くブログ。完結しましたので当所のHPに移設しました。
MOBILE
qrcode
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
会計と税務は別の世界・・・・鈍重な決算書を最速の内容に変える・・・逆の道を行く人達 7

 <減価償却費と資金について

 犬君の例えで大きそうに見えた犬がそれほどではなかったように、利益を大きく見せようとすることを戒めてきました。それを鈍重と表現し、最速の決算書になることが重要であり、スピードが大事であると説いてきました。

 

 減価償却費は早く多く計上することが良いのは、それなりの理由があります。減価償却費にはその性格として二つの面があります。

 一つは費用の期間配分です。マンションの耐用年数が47年としますと、その期間にわたってマンションの取得価額を各年度において費用として計上します。4000万円のマンションの敷地部分が1000万円で建物部分が3000万円の場合、47年間にわたって毎年の損益計算書にて3000万円の建物を分割して費用に計上します。

 

 二つ目の減価償却費の性格は取替資金の源泉であるということです。物価の変動を一旦脇に置いて考えますが、47年間に減価償却費として費用に計上する意味は、計上額だけの資金が流出しないのですから、あたかも流出したと同じように資金を溜めてゆけば47年後には同じマンションを購入できる資金が溜まっていると考えます。

 

 もっと身近な乗用車(耐用年数6年)で考えてみましょう。

キャッシュアウトしてクルマを手に入れました。決算書ではおおよそ6分の一が減価償却費として費用に計上されます。その年にクルマが役立ってくれたから費用に計上するのです。この考え方でゆけば6年後はクルマは無価値になり「よく働いてくれてご苦労さん」で終了し、未償却残高もゼロになり「無に帰す」ことを意味します。

これが一つ目の性格です。

 

 二つ目はそのクルマの使用価値の目減りの面のほかに、費用には利益との関係で、単にモノの摩滅分の面だけでなく、コストとして「新たな価値を生む資源」の面があります。新たな価値とは、取替のための資金を獲得することです。投下した資金が過去のものとして消えてゆく一方、将来にためにそのクルマに稼いでもらわないといけません。その稼得部分が取替資金の獲得になります。

 

 償却を引き延ばすことは、取替資金の獲得を遅くすることになります。最速の場合は当然に取替資金の獲得が速くなります。

この例のように、鈍重な決算書が資金の循環をも遅くするのです。

 

 

- | 12:00 | pookmark

Copyright ©FOR YOU INTERNATIONAL Inc. All rights reserved.

Powered by ロリポブログ