終活と税金—シンプルライフへの税の活用 the Final Stage

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悪化する環境を乗り越える・・・倒産予備企業にならないために・・・データが示す実態

 今日から新しい切口で始めます。

中小企業庁ウエブサイトの「白書・統計情報」から入りますと「倒産の状況」のページがあります。ここの<統計の作成方法>を経て株式会社東京商工リサーチ<以下TSRと表記します>の「最新記事」をクリックしますと全国企業倒産状況のページで平成30年2月から3月の倒産データをみることができます。「前年同月を上回る」との見出しの通り、倒産が増えていることがわかります。

 

 また「最新記事」→「データを読む」からサイト内を検索しますと、2018年4月9日付けで<2017年「倒産企業の財務データ分析」調査>の項目で、倒産に至った主要原因が書かれています。同じ4月9日で<「人手不足」関連倒産(2017年度)>も併せて読みますとリアルな実態が見えてきます。

 

 これらの記事は極めて有益です。記事が示す内容で、これまでこのブログで説明してきました筋書きに関連する部分につき、記事を引用させていただいて、私なりに説明したいと思います。(記事で使用されている用語はそのまま使用しています)

 

記事を簡単にまとめてみました。

 

倒産企業の特徴1、倒産企業の7割が減収・売上不足

        2、倒産企業は53.7%が赤字(生存企業のうち赤字は22%しかない)

        3、倒産企業の有利子負債構成率は65.5%過、剰債務が足かせ(生存企業の有利子負債構成率は29.1%)

        4、倒産企業の自己資本比率が▲9.3%、債務超過企業は63.2%。(生存企業の53%が自己資本比率30%以上)

        5、倒産企業の経常利益率、平均▲2.8%と低い(生存企業は6.3%)

        6、倒産企業の当座比率、平均53%で苦しい資金事情(生存企業は80%)

        7、倒産企業の総資産10%減少、資産が縮小(生存企業は4.2%増加)

 

 以上の傾向をみますと、私は、倒産の元凶は3,4,6が示すように、身の丈以上の借金であること借金があるので受注にも後れを取りー1、後れを取るから値段交渉も強く出ることができないために経常的に赤字体質になり−2、5、体力を失ってゆくー7のではないかと思います。

 

 どの会社も好んで身の丈以上の借金を背負うことはしなかったはずです。しかし環境が急速に悪化して借金が根付いてしまって、気が付いたら身動きできない、事業を止めるに止められない事態に落ち込んでしまったのでは、と思われます。

 

 さらに今後は、人手不足と消費税増税が追い打ちをかけてきます。とくに人手不足はサービス業と建設業に顕著であるとTSRの記事は書かれています。そのうえ供給過多と人口減で国内の需要は頭打ちのようです。

 

 資金不足が常態になってからでは膨れて鈍重になった決算書をスリムにすることは大変です。少しでも早く、我が社が身軽になるように手を打たれて、粗利益も多く取れる利益体質にすることが必要です。

 

 次回から、上記にまとめました1〜7の分析比率がどのようなことを意味するのか、そのことと経営上の行動の関連につき触れてゆきたいと思います。

 

- | 16:55 | pookmark

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