これから起こること『税金が払えません』&『課税処分に?です』 the Final Stage

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国税庁 滞納・還付情報を読む

 これからはQ&Aのかたちで進めてゆきます。

これまでと同じように、できるだけワカリヤスク、専門用語は最小限にとどめ、使用する場合は(注)などで補足したいと思います。

 

では始めます。

 

 

Q:滞納税金で消費税が全体の6割であるのは、どのような理由なのでしょうか。

 

A:これは消費税の性格によるところが多いのではないかと考えます。申告所得税や法人税は赤字の場合は納税がありません。しかし消費税の税額は決算が黒字であることや赤字であることとは関係しません。

 

法人税や所得税で決算が赤字の場合は資金も乏しいと考えられます。しかし赤字ゆえに納税がありませんので、滞納にはなりにくいのです。一般に、赤字=資金も乏しい=納税なし、です。

 

ところが消費税は決算書の利益や損失に関係なく、預かった消費税>支払った消費税の場合は差額を収めなければなりません。

仮に以下の決算書の会社を例にして考えましょう。

 

損益計算書

 売上    1000・・・・すべて消費税がかかる売上で税抜き金額とします

 商品仕入   600・・・・すべて消費税がかかっています。税抜きです

 人件費    400

 税金・保険料 100

 減価償却費  100

 雑費     100・・・すべて消費税がかかっています。税抜きです。

 差引    △300(1000−600−400−100−100−100)=△300

 

所得税や法人税では300の赤字ですから課税はありません。

 

消費税はどうなるのでしょうか

(消費税の簡便:わかりやすくした計算式)

 

売上1000×0.08=80

(仕入600+雑費100)×0.08=56

消費税納税額=80−56=24

 

人件費、税金・保険料、減価償却費は消費税の計算では控除されないのです。

 

ですから300の赤字であっても24だけ納税しなくてはなりません。

 

その上、キャッシュフローを考えてましょう。

売上も仕入も現金取引きの場合は、

現金の流れは、下のようになります。

 

入金:売上 1000

出金:商品仕入れ600+人件費400+税金・保険料100+雑費100=1,200(減価償却費は摩耗分ですから資金の支出はありません)

現金不足 1000−1200=△200

 

上の例は売上も仕入も現金取引の場合です。これが売上の回収が60日後で、仕入れの支払が30日後という条件でしたら、もっと資は不足します。

 

そこへ決算後2ケ月目に現金で消費税を納めなければなりません。

現金がないところへ消費税の納税が追っかけてくるのです。

 

上記の例では、借入金の返済のことには触れていませんが、ここで入金がありますと、消費税の納税よりも借入金の返済にお金を回すことになります。その結果、消費税は未納になり、延滞税が課されることになります。

 

こうして滞納消費税が根雪のように固定してゆきます。

 

- | 12:00 | pookmark

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