腰高時代の資金と税金 —大廃業時代:個別企業の現実と税制—

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悪玉借入金の退治を優先する理由

いまは比較的金融が緩いですが世界経済に動きによっては国債の価額が下がり始めますと国債を多く保有している金融機関の損益は売却までは時価評価されないため影響は財務諸表には出ませんが、償還前に売却した場合には一気に売却損が表面化します。

 

したがって売却するしないは別として、保有国債の値下がりは地雷のようなもので爆発すれば純資産が棄損しかねません。この兆候が出てきたら貸出しは厳しくなると考えられます。

 

その時に落ち着いていられるためにも、今のうちに会社の財務体質を改善しておくのです。

この順序を間違えないようにしなければなりません。善玉を先に返済することは逆です。

 

A社には作出された利益がありますから、この仮面を剥いで実際の顔を経営者は見なければなりません。

 

在庫を大掃除し、不良債権を整理し、投資勘定や生保掛金のうち金利以下のものを整理しますと見通しも良くなります。

 

常に借入金利とROI(retsurn on investment 総資産利益率)を較べて経営をハンドリングしなければなりません。在庫や不良債権を整理しますとROIの分母である総資産が減少しますからこの意味からはROIレートは上がります。

 

同時に処分された事業年度では分子も大きく減少しますから全体のROIは下がります。しかしこれは一過性です。次期にはとことん下がった分子はもう下がりません。あとは上がる努力をされますと結果のROIは上向きます。

 

さらには青色申告書を提出する資本金1億円以下の中小企業の場合は(法人税法57条により処分損を損金算入できるため、10年間に亘って税金支払の痛みは軽減されます(但し処分損の中には損金不算入のものもあります)。

要するに大ナタを振るわれますと痛みは1期だけです。それをされないと、上向くことはなく漂流してゆくだけです。

 

ここで注意しなければならないのが負債の過小評価がないかチェックしなければなりません。経理部長と会計事務所が相談して利益の出る決算書を作った経緯から考えれば、負債の過小評価に目を向けなければなりません。

- | 17:04 | pookmark

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