腰高時代の資金と税金 —大廃業時代:個別企業の現実と税制—

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世界<主要通貨>貸借対照表からキャッシュフローを考え、先を予見:A社のすること

世界貸借対照表の負債の部がポイントです。ここが過剰な通貨発行を示します。ここの金額はこれまでに述べましたように更に増加してゆくと考えます。ここから発行されたキャッシュ(通貨間の換算は考慮しません)は国債という形で銀行に引き受けられそれが金融機関での貸し出しのもとになり形を変えて不動産や株式への投資や機械などの設備投資になり、資産の部に表れ、他の部分は政府の社会保障費などで費消されて行きます。

 

結局、通貨が発行されてグルグル世界を回り交換され(実際には日々どころか刻刻貸借対照表は変わりますが単純化しています)有形無形の固定資産、投資、債権、金融資産に姿を変えて計上されます。

 

ここで負債の部が膨張し金融資産の枠を超えて増幅してゆくと(現代貨幣理論:MMTでは問題なしと説きますが、政府の課税権が議会の反対で行使できない場合は前提が覆り、この理論は破綻するとの有力な説があります)やがては自己増殖する負債の償還が不可能になる壁に当たる時が来て過剰流動性のリアクションによって資産価値の下落になる、その時まで3年〜4年と説明されています。

 

この考え方が正しいと私は思います。

いまは「花見酒の経済」が再現され、街では一見裕福そうな人が多いです。海外旅行の広告がやたら目に付く一方で、食料品を買いにスーパーやデパ地下に行けば新聞広告の「今日の特価品」のチラシを手にして皆さんは食料品を選んでおられます。今後はもっと価格に人々は敏感になりポイントをためて使うことも当たり前になるでしょう。可処分所得が増えないことが遠因です。

 

この現象を企業にあてはめますと、企業が金融機関の言うまま借入をして借入金勘定の残高を増やしてきたことと似ています。金融機関も借換は勧めても、長い目で見て借入金をなくしてゆく方針はOKしてくれないのが実際です。

 

通貨発行できる政府は紙の通貨を増刷できるとはいえ、個別企業は売上があり、利益が出ないと借入金は返せません。政府よりデㇷオルト(債務不履行)が超早いのです。待ったなしです。

 

A社は今のうちから改革の「決心」をして資産の部から見直しましょう。負債の部は世界のそれと同じで十分膨れ上がっていますが、まず自社の実態をみることです。

・まずフェイクな決算書を改める

・次に不良、滞留債権を洗い出し回収を実践する

・在庫の規格落ち、不良品を処分する。

・「不要な利回りも良くない」生保契約を整理する。

・資金繰りで余剰が出るばあいはその金額を把握して悪玉借入金の繰上返済を行なう。

 

以上を核にした計画を社長自ら立て経理部長や会計事務所担当者と共同して実践します。

ここで計画を立てても実行できないなら意味はありません

 

先の戦争でも昭和16年夏に内閣総力戦研究所が平均年齢33歳の超エリート36人を集めて戦争のシミュレーションをしました。

結論は「開戦はできません。必ず敗けます。」「勝てるわけがない。」でした。その敗戦までの予測の通りに実際に推移しました。

しかしこの予見は取り上げられませんでした。特に戦争費用のため生じた不良債権(債務)をないがしろにしたことが強調されています。<猪瀬直樹「昭和16年夏の敗戦」(中公文庫)>に書かれています。

 

まわりから圧力がかかり結局、英知を集めても葬り去られます。A社も周りから社長に圧力がかかるでしょう。上記と同様、債務への対処が重要です。

 

金融機関、会計事務所などが反対に回ることが予測できます。ここは決心のもと断行しなければ破綻が数年先に待っていると考えなければなりません。会計事務所が理解してくれなければその理由を社長はよく考え、最後は他の会計事務所に替えることは、銀行を替えることに比べてすぐにでも可能です。

 

- | 08:17 | pookmark

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