数字が語る事業の潮時、変わり時 - AI・RPAの先にあるもの

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新年特別版 兄丸出羽守 久しぶりに登場 その2

:では前号の続きをお願いします。私も気になります。

:少し長くなりますが正確を期するため、なるべく端折らずにご紹介します。太字は木村が付けました。下記は2020年代にこうなるだろうとの近々未来のことです。(前掲書 第6章「回避型人類の社会と病理」225頁〜227頁より)

 

 「契約や法律でいくら人々の行動を縛ろうとしても限界がある。法律は現実の変化についてゆけず、一方で契約を履行させるためには、最終的には法的手続きが必要だ。だが、それには時間がかかりすぎる。

 現実の変化に即応して法が定められ、かつ、瞬時に法が適用されることが、完璧な秩序の維持には必要である。法案を通し終えたころには、新たな抜け道が作られ、契約を実行させようと裁判で勝訴を得ても、相手の手元には一文も残っていない。素早く変化する現実を、スローモーションで動く法律が追いかけているようなありさまでは、正義など、六法全書の中にしかない絵空事になってしまう。

 だが、AIは、それを変えた。完全に公正で平等な法を、人間がそれを出し抜くのと同じくらいのスピードで改正し続け、瞬時に施行し、数秒とかからずに裁判を終えることができる。AIの裁判官が、AIの検事や弁護士とやり合い、記録されたすべてのデータを証拠として、完璧に合理的な結論を導き出す。やろうと思えば、半日とかからずに数回の公判準備と証拠調べ、数回の公判と最終弁論、判決までをこなしてしまうだろう。誰も(生身の人間はという意味だが)読むことはないだろうが、数千枚に及ぶ立派な判決文も書き終えられているかもしれない。その日のうちに差し押さえが終わり、契約を強制的に履行させるだろう。

 だれも、もう法律に逆らおうという気を起こす者はいなくなる。AIはすべてを知っていて、それに逆らうことは無駄だからだ。欺くに長けた者も、もはやお陀仏だ。膨大なデータが、嘘だということを簡単に暴いてしまう。人間の知性を生み出し、その本質的特性とも言われる社会的知性は、嘘を吐くために進化したが、もはや時代遅れの代物となる。AIからすれば、人間の嘘を吐く能力など、つまみぐいをして口の周りが汚れている子どものようなレベルだからだ。

 AIと交渉するには、AIでなければ、とても太刀打ちできない。心や感情をもつことが、それを見抜かれるという弱点になる。何を扱うにしろ、心や感情をもたないことが、交渉を担う者の最低条件となる。

 公正なルールが誰にでも平等に課されるためには、私見や感情が入る人間が、人間を裁くことは不合理である。それができるのはAIしかいない。司法も政治も行政も、情報処理と判断は、すべてAIが行うというのが、回避型人類の社会では常識となろう。

 回避型人類は、際限のない堂々巡りに終止符を打とうとしている。感情に操られ、同じ過ちを繰り返し続ける民意ではなく過去の過ちや教訓を決して忘れないAIのシステムに処理を委ねることで、最大限の公平と公正さが担保される。

 人間に残された重要な役割は、そのシステムを管理することである。<中略>誰もが国会の決議よりも、AIの決定の方を信頼する。(AIは)かっての貴族院や枢密院のように、衆議院よりも優越した存在として君臨するようになるだろう。

 

 

:ということは、AIが権力構造のTOPにくるので法律や経営はAIのしもべに過ぎなくなるから、昨日の話のアメリカのロースクールやMBAコースよりAIを「管理」できる能力を身につける勉強に若者は進んでゆくのですか?

 

:よくわからないが少なくともグーグル発表のように医学分野にはAIが感情抜きの優位性で凄まじい進歩があると思う。司法や行政の処理が早くなることは喜ばしいが、すべてが感情抜きで完結するとは思えない。

 わかりやすい例では、病気になれば(人間の)お医者さんに相談する段階と臨床検査データが集積されて結論に行く段階の二つに分かれるように思う。「医学概論(川喜田愛郎 ちくま学芸文庫)」という本では病人という人間の痛み、苦しみ、悩みから死への恐れに対処しつつ病歴を含む情報を聞き出すことが必須とあります。この段階までもがAIでできるようには思わないね。

 

 税務も同じで誰もが嫌がる納税に関してAIが取引データを分析して、「コレガアナタノ税額デス」とPC言語を喋りながら納付書を出してきても、ハイそうですかと支払う気は起らないように思う。得心して納税するには感情の同意が要ると思うがね。

 

 しかしAIがビッグデータを解析して怪しい税務取引をピックアップすると大きな証拠力になるが、

それは半面でしかない。納税者から不服申立されても揺るがない裏づけの証拠がなければ課税できないだから申告してから税理士にはAIの課税決定に誤りがないかを確認する重要な役目があります。税務署との相互チェックになると思います。詳しくは後々に説明します。

 

 

- | 08:13 | pookmark

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