新技術がもたらす税務と会計の大変化 AI・RPAの先にあるもの

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問:資産の中味の断捨離の目的はなにですか?

ヒント:目的は現在の経営の立ち位置を見極めることです。

 

説明:流れが速い今の時代は速度を意識しなければなりません。それとともに不要なものが資産の中に滞留していないかを常に見直すことが重要です。

 

 そのために法人では決算書の貸借対照表を使います。個人事業の場合は所得税申告書の「資産負債調」を使用すれば便利です。この欄に記入することは青色申告特別控除65万円を適用するためですが、65万円控除を使わない場合でも「資産負債調」欄を生かしてご自分で中味の金額を埋めることで自作の貸借対照表は作成できます。

 

 その内容をざっと見てみましょう。いくらあっても困らないのが現預金です。これが一番上に来ます。その後は営業の循環に従って現金になる前の段階である売掛金です。売掛金はやがて回収されて現金になります。売掛金の次は在庫です。在庫から売掛金になるには深い河を渡る必要があります。売らないと在庫は売掛金になれません。

 

 ココが重要な点です。在庫が売掛金になれば時間が経てば現預金になります。このため現預金と売掛金を一緒に括って在庫の金額と比較することで在庫が過大かそうでないかが分かります。業種にもよりますが売掛金より在庫が多い場合は過大在庫を疑ってみてもおかしくありません。

 

売掛金の断捨離:売掛金の個別明細をみて残高に何か月分が残っているかをチェックします。

 ある得意先への1か月の売上が200万円であれば、売掛金勘定の残高が200万円であれば優秀です。400万円であれば2ケ月分が残っていることになります。

 契約によって支払い時期は決められていますが通常は2ケ月までが正常です。それを超えますと滞留の気配が出てきます。どのような事情でこの気配が出るのか事実を確かめる必要があります。長期の滞留先は訪問して面談し督促が必要です。取れない場合は税法上も認められる方法である内容証明を送って債権放棄します。最後の手段です。

 何もしないで滞留している売掛金を放っておくと、ここに名目利益が生じます。人間のカラダでいえばガンの原因になるフリーラジカルと同じです。名目利益も利益ですから当然課税されます。将来に現金として回収できない名目利益に課税されれば、税金として生き血を吸い取られるのです。こうしてキャッシュフローへの影響がボデイブローのように効いてきて致命傷になりかねません。

 

資産の断捨離をする目的は、名目利益を発生させないためでもあるのです。

 

<次回予告>

資産で大きな位置を占める在庫についてみてゆきます。

 

- | 08:19 | pookmark

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