…不況がくる…会計を実生活に生かす —家計・事業・相続—

<< October 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
Profile
税務会計 フォアユー パートナーズは、仕事の質で貢献する税の専門家集団です。日本経済がどうであろうと、関与先各社は利益を生み続ける、そんな集団でありたいと日々関与先サービスに努めております。

サービス案内等、詳しくは当所のHPをご覧ください。
Previous
完結したシリーズは当所のHPでまとめてご覧いただけます。
MOBILE
qrcode
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
前回の続き:売掛金勘定の勘所

 直接の広告費までは分かるが人件費がなぜ入るのかと疑問に思われる場合もあるかと思いますが、仮に貴社の粗利益の内、20%部分しか粗利益を生まない80%の数の得意先をお断りすることを考えれば、営業担当も80%の存在が不要になります。誤解を防ぐために申し上げますが私はココで人員整理を提言しているのではありません。人一人は大切です。が、質の良くない得意先があるから漫然と直接人件費と法定福利費を払い続けることに警鐘を鳴らすのです。80%が無ければこれらのコストは不要であるとの冷静な認識も必要です。人は貴いですから、新たな商品開発など人材を生かせる分野を開拓するのは経営者の仕事です。

 

 さて、粗利益率に加え、回収率(回収高/月初売掛金)や回収速度(売掛金月末残高/売上高等を加味してクラス分けをすれば貢献度がハッキリしてきます。このクラス分けは手間がかかりますが、売上から相手先の金払い(キャッシュフロー)までをカバーしたものですから貴社への貢献度という尺度で現状の得意先を切り分けることができます。数字は相手の「究極の本性」を示します。

 

 商売の相手の得意先を頭から「コイツは我社の生き血を抜きたがっている」と思えば頭に血が上ってしまいます(笑)、しかし計数で究極の本性を知れば冷静に相手の少しの動きや表情の変化で、ピンときて、こう来るなら、こうする、と融通無碍の対応ができます。数字は人間の思いではなく行動の集積なのです。

 思いは現実と乖離します。ついでに申しますと人のクチは思いが出てくるところですから尚更浮いたものです。言葉は、言の葉といいます。葉っぱがヒラヒラ出てくるようところです。しかし行動はカラダ一つですからブレません。Actions speak louder than mouthsです。だからブレないゆえにしっかりと行動の反映である数字が示す「事実」から目をそらせてはなりません。

 

手順は

□パレート仮説を貴社に適用し確認します。その結果、粗利益の80%を20%の得意先が稼ぐのではなく、50%を50%が寄与しているという結果が出るかもしれません。

□この場合は残りの50%はお断りする「計画」を立てます。

残す相手から支払いの遅さや、将来性、平均寿命、後継者の有無などでさらに絞り、断わるつもりの相手先から将来性や経営者の能力などを加味して再吟味し、残すのをやめて断るほうに入れたり、その逆をします。

 

ここで情に流されないために、それまでの比率分析で調べた相手企業の本性への認識が役に立ちます。

 

<次回予告>

 80:20ではなく90:10の場合について検討します。またフルコスト原則について見て行きます。売掛金の次は在庫勘定の検討です。

 

 

 

 

 

- | 07:57 | pookmark

Copyright ©FOR YOU INTERNATIONAL Inc. All rights reserved.

Powered by ロリポブログ